でも、大丈夫です。
ある日ふと子どもの歯を見たら、小さな黒い点。
「あれ…虫歯?」って気づいた瞬間、ガーンと落ち込んだ方、少なくないと思います。
「ちゃんと磨かせてたのに…」
「甘いものをあげすぎたかな…」
そんなふうに自分を責めたくなる気持ち、よくわかります。
でも、大丈夫です。
なぜなら、乳歯は抜け替わるから。
虫歯は生活習慣を見直すきっかけに
もちろん、虫歯を放っておいていいわけではないんですけど、
今ある虫歯は、「今の生活習慣をちょっと見直すタイミングですよ」というサインでもあるんです。
磨くタイミング、食事の内容や間食の回数、寝る前の食べ物など、
日々の習慣をほんの少しずつ整えていくことで、新しい虫歯を防げるようになります。
つまり、これから生えてくる大人の歯(永久歯)を虫歯にしないための準備期間なんです。
焦らず、でも放っておかず。
できることから少しずつで、大丈夫です。
治療がうまくいかなくても大丈夫
小さな子にとって、歯医者さんってやっぱり怖い場所です。
泣いちゃったり、口を開けられなかったり、なかなか治療が進まないこともありますよね。
でも、それも心配いりません。
無理に治療を完了させる必要はないんです。
少しずつ歯医者さんに慣れて、信頼関係ができてくれば、
応急処置や、歯科衛生士さんのブラッシングだけでもできるようになります。
もちろん完治できれば理想ですが、
それよりも「歯医者は怖くない」と思ってもらえる経験を重ねる方が、ずっと大事です。
そしてもう一度言いますが、
その歯、いずれ抜けます。
だから、過剰に落ち込んだり、無理に治そうとしなくても大丈夫です。
そして、自分の歯にも目を向けてみてください
このタイミングで、もうひとつ意識してほしいのが、
ご自身の歯のことです。
親であるあなたの歯は、もう生え替わりません。
一生付き合っていく歯です。
子どもの歯のことで意識が高まった今こそ、
ご自身のケアもぜひ見直してみてください。
・最近、歯医者さんに行きましたか?
・定期検診、ちゃんと受けてますか?
・フロスや歯間ブラシ、使ってますか?
子どもに「歯を大事にしようね」と言うなら、
まずは親の姿を見せることが、いちばんの説得力になると思います。
まとめ
子どもの虫歯は、確かにショックな出来事かもしれません。
でも、それを「生活を見直すきっかけ」として前向きにとらえられたら、それで十分です。
そして、治療がすぐにうまくいかなくても心配いりません。
少しずつ信頼関係を築いていけば、必要なケアはきちんとできるようになります。
なによりも、今ある乳歯は、いずれ抜けて生え替わるんです。
完璧じゃなくて大丈夫。焦らず、できることから始めていきましょう。
そしてこの機会に、自分の歯も少し気にかけてみてください。
親子そろって、健康な歯で過ごせたら、それがいちばんですね。
コメント